板バネ(HT1770)の時効処理

材質HT1770(析出硬化型ステンレス)
板厚t = 1.0mm
加工プレス、時効処理(析出硬化処理)

   HT1770材は適切なバネ性を得るために時効処理(析出硬化処理)という熱処理が必ず必要になり
   ます。
   時効処理前の表面はステンレス色ですが、時効処理後は銅に近い色へ変色します。大気中の酸素
   と反応して材料表面の酸化被膜が変色し、このような色になるのですが、性能上の問題はござい
   ません。
   また、HT1770材は冷間加工状態での成形性が良く、カール曲げなど通常のステンレス材では難し  
   い加工も対応可能です。